Photo by Petr Horčička
チェコのガラスボタンの歴史は18世紀に端を発します。以来、独自の美しさで世界的に評価の高いボヘミアガラス工芸のひとつとして、
実用品でありながら「小さな芸術」と称されるまでに発展してきました。
数センチに満たないガラスボタンに凝縮された繊細な造形が生みだす輝きと色彩は、
光の角度や明るさによってさまざまな表情を見せます。
ガラス特有の輝きには、ビー玉やおはじきにも似た、
宝石にはないノスタルジックな感触も想起されることでしょう。
チャルイのガラスボタンは、中央ヨーロッパに位置するチェコ共和国、
その北ボヘミア地方にある《林檎の木のなる地》を意味するヤブロネツ・ナド・ニソウという町の工房で
双子の熟練職人が型を打ち、グリーンの瞳のマダムが色を付け、一つ一つ手作業で丹念に作り上げています。
長い時を紡いできた異国のガラスボタンをチャルイの魔法でアクセサリーに仕立て、未来へと繋いでいきます。